響きの一体感を

今回は初めて使う会場。これだけの大所帯になると練習会場を確保するのはなかなか大変だ。もちろん広さがあればよいというものではなく、響きや歌いやすさのほか交通の便など、手配してくださる方のご苦労が偲ばれる。

音が吸い込まれてしまうようなあまり響きのない会場なので、自分の声や歌のへたくそ加減を自分でびりびり聞きながら歌うことになり、ガマの油状態で精神的にかなり疲れた。響きが豊かで、まわりの音に自分の声を溶け込ませたり和音を聞くことが出来たりすると、もっとしあわせなのだけれど。

暗譜に力を注いだ結果、120人でも言葉を切れ味よく捌くことが出来るのがわかった。150人が耳を済ませてハーモニーを整えることに集中したら、きっともっと温かな気持ちのよい音が鳴るだろうと思う。クリコンの会場は教会なので、歌い手もお客様も同じ響きの中に包まれる一体感がある。みながしあわせな気持ちになれるように、もっと耳を開こう。

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