21回目のクリコン

ごぶさたしています。我が家のPCが使用不能のため、よそから通信しています。

12月10日、第21回のクリスマスコンサートが行われました。毎年クリコンがやってくると一年のことを振り返るのですが、今年は本当に大変なことがありました。3月の大震災のあとしばらくは、この先日本はどうなってしまうのかと、今から思えばほんの少しの影響があっただけの私でさえ途方に暮れていました・・・なのに9か月経った今、こうして去年と同じように歌を歌っている。

でも、やっぱり同じではないですよね。聖堂に入ると、震災後初めて練習を再開したときのことがよみがえってきます。皆で身を寄せるようにして教会に集い、ヴェルディのレクイエムを歌った夜。胸が詰まってしまいましたが、歌うこと祈ることの意味を深く考えさせられました。会場の方々と声を合わせて歌う楽しいキャロルのひとときも、今年は格別な気持ちがしました。

大切な祈りの空間で、毎年こうして歌わせていただけることは本当に素晴らしい巡り合わせなのですよね。折しも皆既月食の夜、澄んだ空気の中で夜空を見上げながら、辛く苦しかった人たちも温かい気持ちで新しい年を迎えられますようにと祈りました。

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