読んでいるうちは歌えない

譜読みも終盤に近付いてきました。35番は天使の四重唱と合唱の美しい場面です。動きの少ないフレーズですが、呼び交わし、こだましながら次第に声を合わせていく流れが静かな感動を呼びます。大好きな曲なのですがアルトの私にはこの低い音域をうまくコントロールできなくて悩み多いところでもあります。上手に歌いたい!次回練習予定の38番は、マエストロ自らリズム読みをしてくださいました。ホントは自分でちゃんとやっておくべきところですが、言葉が言えるかどうかは大きな問題。一度読んでおくだけでもずいぶん違います。オラトリオという物語のある演目はなんといっても言葉が多いので、読んでいるうちは歌になりませんよね。はじめは噛み噛みでも慣れが大事。頭の言葉が出れば続くフレーズがすらすらと芋づるのように出てくるようになると、歌っていてもぐんと楽しくなります。ひとかたまり覚えると繰り返しも多いので、ぜひぜひ覚えるくらい練習しましょう。11月に入るとクリスマスコンサートの練習も始まります。いろいろ覚えて脳みそを怠けさせないように!!

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