2011年6月アーカイブ

演奏会の夢を見た。

 第1ステージ  テ デウム
   松村先生入場、そして、一瞬の静寂。
   何処からか、舞台に「ミ」の音が聞こえる。
   緊張感の中、先生の指揮棒が動く。ゆったりとしたアカペラ男声合唱の始まりだ。
   柔らかい歌声がホールを包む。
   1小節目、バスが延ばす「ラ」は完璧。練習では頑張りすぎの人も抑えてくれている。
   「延ばす音は上げ気味の気持ちで」という先生の指示も浸透している。
   途中から出るテノール、頭が揃って出られた。なかなかきれいだ。
   2小節目の和音、その後のピアノから morenndo もうまくいっている。
   15小節までピアニッシモが守られた。
   きれいなハーモニーが三階席の奥の方へ消えていく。
   そして "Sanctus ! " 。 ぞくぞくする。

 第2ステージ Requiem
   死者のためのミサ曲。永遠の安息を与え給え。曲が始まった。
   静かな響きの中で、ハーモニーのうねりが素晴らしい。
   合唱がオケの流れにうまく乗っている。最高のスタートだ。

「前回好評を得たカルミナでは、一音ごとの強度が重要で、何処でブレスをしても良かったが、今年のレクイエムは違う。息をつないでうねらせながら音量を上げていかなければならない。難曲といわれる テ デウム は、不慣れな言葉が沢山あり、しかも言葉は同じでも語尾が違ったり、並び順が違ったり、いかに言葉に慣れるかがポイントになる。」
と昨年先生に言われて練習が始まった。

練習を思い出す。何回同じことを言われたことか。
  ・子音を前に。
  ・ア、エを開くな。
  ・" u " は「ウ」ではない、殆ど「オ」だと思え。
  ・母音は長く、跳ねないでフラットに。
  ・小節を跨いでタイになっている場合には、タイになっている音が最も大切。
    音楽的にも、音量的にも重心がかかる。タイのところで息を入れる。
  ・同じ言葉やメロディーで PPPP  PPP  PP  と、異なる強さの指示がある場合       には、各人が自分の尺度で差を明瞭にする。
  ・フォルテであっても最初からフォルテでぶつけるな。
  ・休符は休みではない、休符の間も緊張感を保て。
  ・ピアニッシモで遅れる。音が下がる。ピアニッシモでは言葉を立てろ。
  ・テンポを守る。遅れそうだからと言ってあわてて先走るな。
  ・他人の音を聞いて自分の音と足し算をする、自分以外の音がいくつ聞こえるか
  ・オケが刻んでいるリズムををイメージしながら歌え。 等々。

そして極め付きは
  「1度目に出来なければなんにもならない。2度目に出来ても意味がない。
  2度やると出来てしまうので余計に腹が立つ」

合宿後、顔が上がり、声が前に出るようになったようだ。これも暗譜の努力の賜物。
でも、声が出れば良いってもんでもない。
楽譜を見ていない人も、見ている人も、ピアニッシモもディミヌエンドも殆ど我関せず
とばかり気持よさそうに(?)大声で歌っている人がまだまだ多い。
ピアニッシモだよ、モレンドだよ、と耳元で囁いてあげたいのだが。

本番には、練習の2度目が出来るように緊張感を持って臨みたい。
何しろ「湘フィルは本番に強い」のだから。

書き込みを含め、殆ど暗譜をしているつもりでも楽譜を精読する度に新たな発見が
ある。もう1度楽譜をじっくりと読んでみたい。

湘南フィルハーモニー合唱団
公式サイト

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