練習再開

5月に開催予定だったエリヤの演奏会は来年に延期となり、緊急事態宣言の発動以来、休止していた練習がやっと再開できました。目指すは2月のサントリーホール、ダイヤモンドファミリーでのヴェルディ レクイエムの演奏会です。

横浜や藤沢の会場はまだ合唱ができないため、鎌倉芸術館で。感染防止策などは、3月に行っていた練習の経験が役に立ちます。とはいえ、感染を持ち込まない、広げないことが鉄則。検温、体調チェック、手指消毒はもちろんのこと、距離を取るため人数は1/4に制限、時間も半分ずつ交代制、常時扉を開け、扇風機とサーキュレーターを回し、30分おきに非常口を開けて換気します。飲食禁止、共有物禁止、おしゃべり禁止、そしてマスク着用が必須となりました。

久しぶりのことで、忘れ物が続出。問診表がない、スリッパを忘れた、録音機忘れた、楽譜を置いてきちゃったという方もいました。まぁ消毒やらなにやらすったもんだでした。慣れてくればすぐに定着するとは思いますが、最初は大変、でも最初が肝心。

そんなこんなで始まってみた練習は、なんだかちょっと違う合唱団のようでした。1/4ですから当然ですが、音の厚みが少々情けなく、マスクをしているので何か聞こえにくい感じでもどかしい。マエストロのマスクは中にワイヤが入っているのでしょうか、横顔が鼻の高い外国人のようでしたよ。

それでも、どんな形でも練習ができるのはうれしい!!自宅ではなかなか声は出せないですもんね。歌うことは非日常で、マエストロの音楽に触れられる時間は、ここでしか味わえない大切な時間です。マスクで顔の表情はよくわからないですが、帰り際の皆さんの目は嬉しそうに輝いているように見えました。

来年2月の演奏会まで、どのような状況になるかわかりませんが、1回1回の練習を大切に積み上げていったら、たとえいつも通りではなくても血の通った温かい演奏会ができるような気がします。体調に気を付けて、感染に気を付けて、歌える喜びをかみしめて、一生懸命練習しましょう♪

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