コロナの1年

コロナの感染が急速に広がり、年内の練習は中止になってしまいました。エリヤ全曲、年内にひと通り通してみたかったし、新しい団員も参加し始めたところだったのに、とても残念でした。
コロナに翻弄された1年が終わろうとしています。練習は3カ月間自粛となり、5月のエリヤ演奏会も来年2月予定のDiamond Concertも延期、30年続いたクリスマスコンサートも中止に追い込まれました。会えない、集えない、歌えない、思ってもみなかったことばかりが続きました。でも、できなくなったこともたくさんありましたが、そんな中でも知恵を絞り工夫をして、ここまで練習を続けてこられたことは、得難い経験、大きな糧になったのではと思います。公民館の集会室で肩を寄せ合って歌っていた合唱団は、中ホールの客席に目いっぱい広がって練習する合唱団に様変わりしました。感染対策をしているとはいえ、遠くなった会場に家族を説得して出てくるわけですから、参加するだけで覚悟が違います。離れて歌うことで自立が促され、耳を開き、指揮を見ることも鍛えられたのではと思います。
新しい年、まだまだ合唱には困難が続くことでしょう。でも、来年5月の演奏会という目標があるのはしあわせなことです。ひとつずつ糸口を見つけて前に進もうとするエネルギーが湧いてきます。今までのように思い描いていた演奏会とは違うものになるかもしれないけれど、何とか心に残るものを成し遂げたいですね。
厳しい寒波も来るといいます。体も心も温かくして新年をお迎えください。来年は少しでも光の射し込む年になりますように。

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