音価

10月30日 ブラームス ドイツレクイェム 4番・3番 保土ヶ谷公会堂

 白状するが、今まで“オンカ“という言葉を何度も練習で聞いていたが、オンカ?音の価値?などと適当に思い、意味がわからなかった。でも今日また音価という言葉が出てきて、何となく気になった。ネットや事典で調べたら、音価とは要するに音符が表す音の長さらしい。確かにそういう文脈で先生が使われていたなあと今さら思っている。
 まさに今日は音価の練習だった。その物理的な長さをいかに充実させるかにこだわった練習だったと思う。母音は長く保ち子音も入れる、母音を長く歌うことでクレシェンドを出していける、付点がついているから響きの伸びを、など1音に宿る世界の豊かさを感じた練習だった。1つ1つの音のパートごとの重なり、ずれも意識させられた。縦線を合わせるとか、表裏関係とか、3連符の間の2拍とか。これも充実した音価あってのことだろう。
 今日も4番が好きという話で盛り上がった。みんな4番大好き!かなり慣れてきて他のパートの声がとてもよく聞こえるようになってきた。3番はまだちょっと必死。周りの人と子音の飛ばし方を合わせようとしたが、確率は半々というところ。それこそ音価を揃えたい。3DM

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