血が騒ぐ

6月25日もSanctusから。前回より少し前進していてほっとする。思えば演奏会直前で中止になったので、結構暗譜するまで歌い込んでいたはずだった。今回は300人規模の演奏会。指揮を見ていなければこんなフーガは合うわけがない。Libera meにも突入。この二つのフーガをまずは何とかしないと。やっぱり暗譜するしかない。それにしても、ヴェルディは歌い手をその気にさせるように書いているというのがよくわかる。イタリア人でなくっても血が騒ぐようにできているし、普段出さないような高音もついつい出せてしまうから不思議だ。だが、ここで頭に血がのぼってはいけない。リズムもテンポも音程も、冷静に正確に。歌うのが楽しくてあっという間に時間が過ぎた。

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