強弱記号

11月19日(土)バッハ マタイ受難曲 17・15・19番 聖なる都 神奈川公会堂

 今日もとても丁寧な練習。発音からパート別、2声、3声、全体と続き、いろいろな響きを味わうことができた。四分音符を歌う時八分音符2つ分を意識する練習を一貫して行なった。音の2度でのぶつかり合いの強調や緊張、子音の処理などもテーマだった。リズム読みの時に先生が「テンション上げて」と言われたら、みんなの声がとても明るくなり雰囲気も明るくなった。
 コラールはいろいろあるから早く覚えて味わおう、と言われたが、本当に、美しいコラールを早く味わう境地になりたい。単独のコラールもいいし、19番のようにソロと掛け合うのもバッハらしくて好きだ。コラールは、ベースによく出てくる音階をはじめ単純なメロディばかり。だからこそちょっとした音程の狂いが目立つ怖い曲だと思う。
 さて、マタイの練習になって3回目。今日の19番で初めてpの強弱記号が出てきた。先週までは全く強弱記号が出てこなかった。時代や楽器のせいなのだろうが、 pppppからffまで指定して、それでも足りず言葉でも念入りに指示していた前曲とはすごい差だ。1番など伴奏の部分に強弱記号がついている曲もあるが、ほとんどfやpがない。コラールは強弱記号が全くないが、今までの練習ですでにとても細かく強弱をつけた。他の曲もこれからどのように強弱の表情がついていくのだろう。3DM

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