修行中

2月25日 リリスホール 27b 19 20
難関の27bに突入。先週服部先生に予習をしていただいたので、だいぶ気持ちの余裕がありますが、うわんと響いてしまうこのホールだと前後の時差も心配。ゆっくりのテンポで始めてみると、遅く歌うのも案外コントロールが難しい。マエストロからはいろいろなアドヴァイスが繰り出される。裏を感じる意識が大事ということで試みるが、すこし速くなると意識の彼方…。3拍子だけれど、1小節1拍の4拍子として考える、これは2から3への流れが生まれて歌いやすい。オクターブの跳躍もあれば長いメリスマもあって、どのパートも難行苦行。でもそういうテンションが必要な曲なのだ。結論は体がちゃんと鳴る状態まで音を入れること。そして横に自分のメロディを追うだけでなく縦耳を使って和音を感じること。これができたらぐんと音がよくなるだろうなぁ。103小節で全員が止まった時の和音、残響が立ち上るのが気持ちよかった。いい音が鳴らせますように。
最後は19番と20番。スラーのアーティキュレーションを入れるとぐっとそれらしくなる。”音楽の呼吸”とマエストロは表現されていた。音楽の呼吸が心に沁みる。いい曲だなぁとしみじみ家路につくと、何と雪が空を舞っていました。寒いけど清々しい。難しいけどちゃんと歌いたい。早く全曲一巡したいですね。

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