もっとイメージや見通しを

だいぶ充実してきたと思う。こなれてくると声もよく出るようになる。だけどまだやっぱり1回目でできないことが多いのがもったいない。複雑で難しい音程とかでなく、rit するところなどは、そう思っていればできるのだから、自分でやらなくちゃ。ローリゼンはこういうテンポのゆれを多用しているわけだし、曲の大事な要素なのだから、ちゃんとできないということは、もったいないというより、ぶちこわしにしているのではないかという気にさえなる。顔を上げるとか指揮を見る以前の、イメージや見通しがもっとあるといいのになぁと思う。練習を重ねてきて、注意されることはほとんど同じ。精度は上がってきていると思うけれど、もう少し自分たちで音楽を運んでいく気概、こう歌いたいという愛情が、もっと濃くあってもいい気がする。そういうものが音を通して聴く人の心に伝わるのだと思う。あと1ヶ月、できることはまだたくさんある。本番の緊張感がいいものを生み出すことはすごく期待できる。でももっといつもの練習で、いいものを味わうことができるのではないだろうか。できるのにそれをしないのは、くやしいなぁ。やってみようよ。

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