O Nata Lux へ向かう、二短調から二長調への色の変化。明るく温かい解放されたイメージを思い浮かべると、出だしの和音がとてもいい音になる。いろんな色の倍音がたくさん鳴っているのが聞こえる。本当に向こうの方から光が射し込んでくるようだ。だからO Nata Lux (おお、光の人よ)なんですね!作曲家の置いていく音には、ひとつひとつに大事な意味が込められていて、ちゃんと歌えばちゃんと伝わるようになっている。ちゃんと歌わなきゃ。
カルミナ14番の男声だって、その気になればすごくいい声になる。マエストロが前で怖い顔や間の抜けた顔、シャウトする表情、等などをすると俄然表情が変わる。(すごい百面相!聞かせていただいている女声は吹き出してしまった)何を歌っているかがわかっていると声の色がほんとに変わるんですね。
わかっているって大事。こんなにいろいろ楽しめる。もっともっといろんなことが楽しめるはずなんだ。もっとその気になって、いい音や表情を楽しみたい。
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