2月16日
今日はマエストロは他の御用で、後半からのご参加。 前半は女声 / 男声に分かれての分奏練習である。 女声は斎藤先生、男声は服部先生のご指導で、先日来取り組んでいる、というか(悪戦)苦闘している、シューベルト・ミサ曲変イ長調の、Gloriaのフーガ “Cum Sancto Spiritu” のおさらい / 音の確認(音とり?)を行った。
この長大なフーガは何か、とても歌い難い(内声は特に)。慣れないこともあるのかもしれないけれど、旋律線が素直でない、というか、音使いが難解で、あちこちに落し穴がある(注意力が薄れると、途端に落っこちます!)。 繰り返し、繰り返しさらって、覚えるしかないかぁ~、と思いながら、後半のマエストロご指導での、合奏(Tutti)練習に臨んだ。
今日のマエストロの(最も印象深い)一言は「(他パートとの)音のつながり / 旋律のつながり(連続・受け渡し)を見てみよう。」である。 そう言われて、もう一度楽譜を見てみると、有る!、有る! 自分のフレーズの始まりの音が、他パートのフレーズの終わりの音と同じであったり、同じ旋律・パターンがパートを跨って受け継がれていたり…「そんなの、フーガだから当たり前!」と言われると身も蓋も無いのだが、我々、往々にして、楽譜の自分のパートにばかり目が行ってしまい、他のパートが見れなくなっている。それ(他パートとのつながり)が見れるようになると、ずっと歌い易くなる。
同じような話だが、以前、マエストロは「まず、自分の音と、同じ / 8度(オクターヴ・ユニゾン) / 5度 / 4度 の関係にある音に注意。」とおっしゃった。 実は私は去年あたりから、上記の第一歩として、自分の音と重なっている(同時に鳴っている)、他パートの 同じ / 8度(オクターヴ・ユニゾン) の音に緑のマーカー・ペンで色を付けている(自分の音にも)。 こうすることで、その音を歌う時に、少し、その、色をつけられた他パートの音に意識(注意)が向く感じがしている…「今頃、そんなことやってるの? もう何年合唱やってるの?!」と言われそうだが…。
結局、楽譜を読む(特に、縦に読む)、ということは、そうやって曲を「分析・解析」することなんだな、と思う。
当たり前のことではあるけれど、それを地道にやっていく事が、次の段階へのステップ・アップ、レベル・アップ、良い演奏につながっていくのだ、と信じたい。
皆さん、もう一度、じっくり楽譜を「読み」ましょう!
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