いい音させたい

先週に引き続き8声のGraveの部分を、音の味わいを確かめながら細かく確認していきました。自分と同じ音はないか、和音の中の役割は何か、高め、明るめ、暗め、ぶつかる音、光る音、大事に歌う音などなど。ゆがむ音もなかなかきれいですよね。音程がしっかりしていないとユニゾンもゆがむ音も正しくできないので、神経を使います。音の持続も大事なのですが、これがなかなかむずかしい。最初は合っているのに、伸ばしているうちに下がってしまう、あるいは切り際に音が変わってしまう、しかもそのことに自分で気づきにくい。斎藤先生が発声の時にやってくださっていた、減衰しない工夫、努力がいつもいつも必要だなぁと感じます。ゆっくりの曲で音を支えるのって結構大変。たくさんカンニングしてしまいます。もっと筋肉鍛えないといけませんね。それと同時に聞くことも大事。ちゃんと聞いているかどうかで、音が散ってしまうかまとまるかが決まる。きれいな音鳴らしたいですよね~。あと和音のイメージも。出だしの男声は「月光とピエロ」と同じ和音配置なのに、なんだか難しそうにしている、とマエストロ。は~、なるほど、そう思うとうまくいくじゃないですか。頭ももっと使うということですね。大変だけど磨きがいのあるところです。

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