楽譜の見方 指揮の見方

リリスホールで練習すると、お風呂屋さんのようなうわんとした響きのなかで、かなりの時差が生じます。音程やリズムやタイミングに確信がないと、ちょっとしたためらいやとまどいが大きく増幅されて、精彩を欠いたしゃきっとしない音楽になってしまいますね。一番前で歌ったので、指揮と合わせているつもりでしたが、録音を聞くとやっぱりかなりの時差がありました。でもKyrieに比べると、合唱祭で歌ったGloriaは声に張りがあり、きびきびと動けているように思えました。練習量、体に入っている分量が正直に出るということですね。やらないとできないけど、やればできる!顔を上げて歌えるとやっぱり楽しいです。自信のないところはついそろ~っと出てしまいますが、自分でも情けないし恥ずかしいし、歌った気がしません。全部覚えられればいいのですが、楽譜の見方や指揮の見方を工夫すれば、ずいぶん顔は上げられます。思い切って楽譜を外してみるとどこができないかがばっちりわかります。本番直前にわかってもコワイだけなので、今ならまだ間に合います。どっきりすると印象が強いので、逆にそこがうまくなるということもあります。前向きに間違えて、二度と間違えないようにすれば(ほんとは間違えちゃいけないけど)うまくなると思うのですがいかがでしょう。ここでこうして歌えるということは本当に恵まれたことなので、貴重な練習を大切にしたいですね。今週末はもうクリスマスコンサート。こころ温まる演奏ができるように少しでも覚えてうまくなりたいです。

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