6月21日
今日からドイツ・レクイエム第6楽章の練習開始である。
紛れもなく、全曲中の難曲の一つである…メンタルのみでなく、フィジカル面でも大きなエネルギーを要求される…そして、この楽章を歌った後の第7楽章は高声部泣かせ…などと考えながら、実は今日は所用があり、殆んど練習に参加できなかったのだ!
しかし練習後に打合せも有るので、何とか練習が終わるまでに行こうと、所用をそこそこで終え会場へ…何とか20:45頃到着し、少しだけではあるが、練習に参加できた。
折りしも、ドイツ・レクイエム第4楽章の復習(仕上げ?)の真っ最中であったが、マエストロのご指導は何時もどおり、いや、何時も以上に、精緻を極めるものであった。
歌詞の一語一語、フレーズの一節一節について、そのニュアンス、イントネーション、(言葉としての)リズムを実現すべく、細部まで歌い方(歌いまわし?)を修正して行かれる…あたかも彫刻家が、作品(彫像?)の細部の仕上げの鑿をあてて行くようなイメージ…「音楽創り」というのは、こういうことなんだな、と改めて認識させられた次第である。
そんななか、この短い練習参加中に一番印象に残ったのは、振りながらSopに向かって発せられた「最後まで
(歌い終わって)顔をおろさない!」というご注意であった。
それ(顔をおろすこと)により、緩んだ空気が漂ってしまうのである(聴いている方でも感じられる)…最後まで顔をあげ、オーラを放射し続けなければいけない。
ある意味、あたりまえの話かもしれないが、無意識のうちにそうしてしまうようである(悪癖が身に付いている?)。 意識して、オーラを放つ(テンションを維持する)ようにしたい。
皆さん、心しましょう!
by Sham
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