小さな一歩から

Sanctus は今回は合唱ではやらないので、Benedictus から先へ進み、Agnus Dei の半ばまで行きました。音取りのゴールは目前です。相変わらず跳躍は多いし、伸ばしている拍数がわからなくなったり、ページをめくるとびっくりの音だったり、一筋縄ではいかないですが、同じモチーフをパートで重ねていくことも多いので、ヒントもたくさん隠されています。難しい~とばかり思いこまないで、自分で練習を楽しくする工夫も大事ですね。ほんのちょっとしたことでも、自分でアクションを起こすと気分が違ってきます。例えばマエストロが時々お勧めするヤマハの五線テープ。まず買いに行く。切り取って貼って次の音符を書いてみる。ここまでやるだけでちょっとわくわくして気分が上がります。次にマエストロにテープ買った?と聞かれたときに、買いました!って思えるじゃないですか。実際使ってみて次の音がわかりやすくなり、難所がひとつクリアできたらまたぐっと気分が上がります。文房具好きの私は蛍光ペンやカラーペンシル、かわいい付箋やインデックスなど見つけてくると、楽譜に書き込みをして悦に入っています。これでうまくなるわけじゃないのですが、形から入るのも結構有効で、何か手をかけたり、時間をかけたり、愛情を注いだりしたことで楽譜を開くのが楽しくなります。時間がなくて・・という方でも、好きなこと、やりたいことなら時間をひねり出してもやりたくなるので、まずは一歩何かやってみるのはいいことじゃないかと思います。
運動不足だけど時間がなくて、とずぅ~っと思っていた私ですが、駅まで自転車に乗らず歩いたり、夕方ちょっと近所をお散歩ぐらいのことは、えいっと思い立てば案外簡単にできるのですね。一度できると思えれば、歩きやすい靴やリュックを買ったり、歩きたくなる方へ自分を仕向けていくと続けられるようです。やろうとほんとに思ったら半分できている、後は工夫次第。そう思うとできることはまだまだたくさんある気がしてきます。うまくなるには練習あるのみ。楽しくて練習したくなるように、今日から何かひとつやってみませんか?

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