暑いときの熱い合宿

合宿お疲れさまでした!とても密度の高い練習ができたと思います。毎度のことながら、勘所を押さえた練習と、あれやこれやの症状に対する手だての多彩さ、数々のマエストロ語録、スピード感と熱気にあふれた時間でした。
この時期の一番大事なポイントは『覚える、顔を上げる、指揮を見る』~見ていればテンポが遅れない、アンサンブルが整う、タイミングが合えば声がちゃんと当たり、瞬発力が使える、湘フィルではsf(スフォルツァンド)は指揮を見るマークということになりました。それから『板を下ろす』というのも効果覿面でした。難しいとしかめっ面をしないで唱歌を歌うように、発声練習をするように伸びやかな気分で歌うといい声が出ます。軽やかさを求められる場面はとてもうまくいくようになりました♪クレシェンドの時は加速という原則も。
ほぼ仕上げに向かっていく時期ですから、覚えている部分はたくさんあるはず。思い切って楽譜から顔をあげるといいことがたくさんありますね!大体は頭に入っていても、やはり拍数をきちんと数えていないといけないところはつい楽譜に目を落としていたのですが、(いくつ数えるか色つきでマーキングしてあるので)マエストロは本当にこれ以上ないくらいわかりやすく大きなアクションで振ってくださっていました。例のドキドキするCredoのアレグロのところ、遅れてしまえば合わないし軽くすれば速くなりすぎてぐしゃぐしゃ、悩みどころでしたが、指揮を見なくちゃとトライしたところ、最後の最後に通した時にやっとクリアできてとてもうれしかったです!お隣の人とも“合いましたね!!”と喜び合いました。できなかったことができるようになるのは、たとえささやかでもうれしいことです。
気負いすぎてはいけないけれど、気迫と集中力は必要。本番に火事場の馬鹿力を期待しても、普段できていることがベースですから、こつこつ覚えて少しでも顔をあげられるようにするのが一番です。来週までに暗譜の宿題も出ました。(Gloria のプレストの部分)全員でエネルギーの爆発ができたらかっこいいですね!
最後になりましたが、合宿委員のみなさんにはいろいろとお世話になりました。ほんとうにありがとうございました。

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