いかにドイツ語を歌うか

6月2日(土)

今日は久しぶり(2年ぶり?)の鎌倉生涯学習センターでのホール練習。指導:白井先生、ピアノ:北野先生であった。
今日の練習は、一言でいえば、ズバリ!、「ドイツ語の歌い方」である。発声練習(これも白井先生ご指導)から、細かく、ドイツ語の母音の歌い方というか、発声の仕方をご指導いただいた。
ともかく、日本語の母音とは違うこと(日本語のウ=うどんの「ウ」は、ドイツ語には無い)、同じ母音でも長母音と短母音で発声の仕方[口・口腔のフォーム(横に引き気味、とか、縦開きとか…)、息を当てるポイント等]が異なる事など、追究すればとても奥深い感じである。(個人的なイメージとして、日本語は「平べったい」感じだが、ドイツ語は「深い」イメージが有る。)
面白いエピソードとして、中国のレストランでウーロン茶を注文したら、お店の人が「あ、『オーロン茶』ですね。」と答えたその『オー』がドイツ語のuに一番近かったとか…。

歌唱練習は、ブラームス「ネーニエ」の終末部(練習記号Hから)と、「くちびるに歌を」のドイツ語部分の音確認・復習を、これも非常に細かくご指導いただいた。
発声練習でやったドイツ語母音の歌い方を実際に適用することに加え、言葉(歌詞)のアクセント、イントネーションがどうであるのか、それにのっとった音量の出し入れ、響きのポジションをどう持つ・保つのか、等々、キチンと歌うのは本当に大変なことだなぁ、と改めて感じた次第である。

一つの言葉の練習方法として、一音節を一音(同じ長さの)で歌う練習方法を紹介してくださった。そうすると子音の位置等が良く分かるのである。
それと楽譜の冒頭に纏めて書かれている歌詞をよく読む事(以前、歌詞をリズム読みするだけではなく、声にだして…朗読会で詩を朗読するように…読むように、と教えていただいた事を思い出した)とも。

今期の曲は、ほぼ全曲ドイツ語であり、それでなくとも、我が湘フィルはドイツ語の曲を歌うこが多いので、ドイツ語に勤しんで、慣れて、身につけていきたいものである。 日々、日々、努力!

by Sham

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