木枯らし1号が吹かないまま12月になりました。夏もまだ混じったままの秋がなんとなく立ちすくんでいるような、妙な季節感。あと2週間でクリスマスコンサートですが、それらしく季節は進むのでしょうか。
クリスマスコンサートで歌う32番、昨日マエストロが「紅葉」と表現されていた箇所、私もここを通過するのが大好きなところです。和音の色がすぅーっと変わるとき、ぽちっとしあわせな一滴がしみますね。何気ないところなのだけれど、みんながそれぞれいい色になっていないときれいに鳴らない。9番でも、楽器の支配するリズムがふっと解かれるほんの一瞬だけ、わずかなルバートをみんなで合わせる。合唱っていいなぁと思う瞬間です。The Ground も聖なる都もいい曲で、毎年歌えるのが楽しみ。幸せな季節です。
キャロルも楽しい曲がいっぱい詰まっています。おもちゃ箱を次々と開けていく服部先生は、チャーミングなツッコミで笑いが絶えません。幸せをお届けできる素敵なコンサートになりますように。
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