再開して1か月。湘フィルの練習もすっかり様変わりしました。会場は鎌倉芸術館。問診票をもって一列に並び、体温チェックをして入室。手指やイスの消毒も必須です。人数は40人程度、そしてマスク着用。マスクをして歌うなんて思ってもいませんでした。いつもなら明治公民館の裏の公園で盆踊りの太鼓が聞こえたり、花火が見えたり、指揮者用のエアコン除け手作りルーフが登場する頃です。120名を超える団員が一堂に会して歌い、おしゃべりもにぎやかでした。なんだか懐かしいですね…。そんな不自由な「新しい生活様式」の中でも、やっぱり歌える喜びは何ものにも代え難く、みんな困難を乗り越えて通ってきています。思いがけないパート練習では、みっちりフーガの掛け合いの練習ができたりして得をした気分。通信教育の成果なのか、ひとり一人がしっかり歌えている感じで充実感がありました。暑いですが、マスクをしても歌えることが分かったのはめっけもの。

来月からは神奈川公会堂に移ります。まだ試行錯誤で何が起こるかわかりませんが、何事も前向きに考えて、いいことがあるように歌い続けましょう。

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