10月9日 ドイツレクイェム3番・1番 戸塚フォーラム
3番のフーガから練習する。1パートずつ、次に2パート、そして全パートと、今日も細かく区切って徹底して練習していった。こうして全パートを一つ一つ聞いていると、同じテーマでも何と様々なバリエーションがあることか、と驚く。そして対旋律もさらに複雑だ。特に内声はこんなフレーズあり?という超絶技巧。今日はテノールがそれをオリンピック体操演技のように軽々と歌いこなし、先生にほめられ会場から拍手を浴びた。ブラボー!
カオスのような曲も、付点四分音符で動き始めるとか、裏拍で飛び込む所をはっきり歌うとか、パート間の二分音符のずれをアクセントで強調するなどの指示に従って歌っていると、だんだん動機が聞こえてきてすっきりする。
フーガでkeine,Keineと何度も歌っている時、エリヤの1番を思い出した。もはや遠い過去の気がする。そういえばさらに昔のこと、7年ほど前次の定演の曲を発表する時に先生が「水のいのちをやります」といい、私たちは「ええーっ?!」と大合唱したのだった。結局ドイツレクイェムだったけど。今回は、暗譜で歌うとの爆弾発言。ドイツレクイェムの時は何かが起こるのだ。けれども今回はそのまま訂正もなく、私たちも平然と受け入れた。(本当はかなり驚いた。)そして先週も今日も、どんどん覚えよう、と残り時間で1番を復習した。
暗譜で歌うという未知の世界には何があるのだろうか。3DM
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