10月16日 ブラームス ドイツレクイェム4番 リリスホール
万歳!今日は私の大好きな4番の練習。呼びかけと返事のような、問いと答えのような、下降型の前奏に呼応して上昇型のメロディで始まる出だしからもう夢の世界。今日も単独のパートや様々な組み合わせで練習したが、どのパートもどんな組み合わせも美しく自然な流れで感動的だった。
少し前、この出だしのWie lieblich sind deine までの主旋律の6音の配列が、3番のフーガの各パートの出だしと同じ音幅で進行していることにふと気がつき、1人で喜んでいた。このどこか郷愁にかられる音階のようなメロディって何だろう、と気になっていたところ、最近この答えとなりそうなものに出会った。それは最初の音を基準にすると次の音とは長3度の関係、その次の音とは完全4度……というように全て協和音程で成り立っているということだ。本当のところはわからないが、私の中では解決されたようでうれしかった。詳しくご存知の方、是非教えてください。
この曲は最後に先生が言われた「きれいな曲だからきれいに歌いたい」ということに尽きると思う。長い放物線のフレーズをいかに美しく歌うか。それは私たちの声や息をコントロールする力にかかっているだろう。練習が終わり、4番本当にきれい、大好き、でも息が続かなくて難しい、疲れる、などと皆で言いながら帰った。本当にブラームスはフレーズが長くて難しい。肉を食べて身体を鍛えて声とブレスをコントロールして美しく歌おう!3DM
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