12月5日 ブラームス ドイツレクイェム 6番フーガ 港南公会堂
ドイツレクイェムは2番、3番、6番の最後がフーガになっていて、フーガが大好きな私にとってとても幸せだ。その中でもこの6番のフーガが1番好き。古典的で王道を行く、という感じがする。
今日は何といってもzu nehmen Preis。「ヨンイチ(4拍目1拍目)のリズムとPrの鋭さ」。追いかけっこしたり、合わさったり、ベースからソプラノまで4パートで2オクターブ以上駆け上がったり。本当にいろいろな所にこのフレーズが出てきた。早く慣れてすべてのzu nehmen Preisを聞き分けながら歌いたいと思う。特に旋律がぴたっと重なり合う部分が印象的で、先生の「たまにふっと合う」という言葉が実感できた。
旋律が重なって和音になりほっとした後はすぐにまたばらばらのフーガに戻る。音程は2度の不協和音に接近して緊張が走った後はすぐに離れていく。その旋律や音の出会いと別れを楽しみながら歌いたいものだ。新入団員も大勢入り、うれしい限り。早くも12月になり今年は終わりに近づいているが、湘フィルにはたくさんの新たな出会いがありますね。3DM
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