コロナの中歌える喜び

7月23日(土)ヴェルディ レクイェム1・2・4・5・7番 磯子公会堂

 今日は最初にリーダー会から,自分の声を良く聴いて周りの声と合わせよう,という話があった。自分の声をちゃんと見張りたい。本当に大切なことだと思う。団員同士でひたすら声を聴き合い、音程、音色を合わせる訓練もしてみたい。湘フィルは最初から本番の指揮者が指導してくださり,ボイストレーナーの先生が念入りに発声をしてくださる。これほど恵まれた合唱団はそうそうないだろう。けれどもそれに甘んじていてはいけないと思った。
 レクイェムを全部歌う。1番ではフレーズが終わった所ですぐに息をしない,一旦息を止めてそれから息を吸って次のフレーズを歌うと出だしが揃う,という話があり,なるほど,と思った。確かにそうやって歌うと大切に終わらせ大切に始める感覚があり気持ちいい。
 さて,日頃10対8の上品なフレーズの終わらせ方がすっかり身についていたのだが?!、salva meの最後まで歌い切る歌い方に自己解放されてしまった!もうsalvaさんと喧嘩して頭に来てsalvaめ!みたいに歌っていた。まずいまずい。ソロが入ったらもっと興奮するだろう。2番は出だしは勿論この5曲目が印象的で,ベース以外は40小節以上歌詞がsalva meだけで,強弱を対比的に歌い分ける。9曲目では,オケやソロに出てくる切れ切れのモチーフはまさに涙のモチーフだ,という先生の話をとても興味深く聞いた。ああモツレクだ、と思った。
 その後も「鋭角に輪郭を際立たせる」4番、ついていかない5番、そして7番と全部歌えて充実の2時間半だった。
 今日からまた抗原検査再開。キッドを用意してくださる役員さんに感謝だ。いつまで続くのかとも思うが,歌える喜びを味わって練習を楽しみたい。3DM

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