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9月18日(日)ヴェルディ テ・デウム レクイェム 7・1番 保土ヶ谷公会堂

 テ・デウムの練習が続く。33小節からの下3声のSunctusが美しい。ctusで音色を変えつつ、3回のSunctusが全く違う色彩で歌われる。
 今日は言葉のつながりやイントネーションを意識させられた。cordia, tua, Domineと言い直していけば下がらない、というのはなるほど、と思った。203小節からのフレーズは私にとって鬼門で、周りの音、他のパート、伴奏など色々手がかりを探すが、何となく音程が不安定な気がして仕方がなかった。そうか、言葉のイントネーションを意識して音程を修正していけばいいのか、と思った。でもやっぱり難しかったけれど、ちょっと歌いやすくなった。
 もう一つは全員でまとまっていい声にするということ。合唱の基本だろうが、今日はその注意が多かったと思う。「音量を出してやろうとすると、破綻する。みんなで綺麗な声でまとまろうとすればいい声になる。固い声じゃなくて柔らかい声」このような注意の後、レクイェム1番のフーガが、とてもいい声で朗々と聴こえ始めた。「柔よく剛を制す」というが、合唱もそうだなあ、と思った。3DM

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