10月14日(土)バッハ マタイ受難曲 合唱・コラール全曲(ペテロ、ユダ、証人の一部含む) 神奈川公会堂
ピアノでの通常練習の最後。でも今回はピアニストの先生も出演するので、恒例の挨拶はなかった。先生方全員が同じステージに立つのはとても心強い。
今日のポイントは掛け合いと楽譜のめくり方だった。掛け合いは、27bで「音聞いちゃだめ」、36bは「音聞いちゃだめだっていうの」「こういう掛け合いが1番だめだね」と最後まで注意されっぱなしだった。確かに1コーラス、2コーラスに分けた効果が1番発揮されるのが掛け合いだろう。それが両側から明瞭に鮮やかにインテンポで聞こえてくる気持ちよさは想像に難くない。次回は絶対成功させよう。本番ピターッと合うように。
楽譜のめくり方だけでなく、歌う時の姿勢など、視覚的な面も全て合わせて演奏なのだと思った。静寂の中で楽譜をめくってはいけないのも、コラールにつなげるための大切な要素なのだろう。合唱以外の音や動きにも気を配り、会場の雰囲気を作り上げていけたら、と思う。
今湘フィルはどんどん団として進歩している。だからこそ、さらに完璧にしたい。心から良いステージだったと言える演奏会にしたい。そういう思いが会場全体を支配している、引き締まったちょっと切迫感もある最後の通常練習だった。マタイを歌えるのもあと3日。大切に、大切に、歌おう。3DM
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