2024.11.2(土)港南公会堂 ヴェルディ「Ave Maria」 ハイドン「四季」12番 18番
ヴェルディのAve Mariaの練習が始まって1カ月。自分の音をたどってはいるが、なかなか周りの音が聞けない。聞けたところでこれで合っているのか、確信が持てない状態が続く。昨日は響きの多い会場だったので、倍音がよく聞こえた。単音もぴんとした正しい状態じゃないと倍音が鳴らないのだが、たまにすっきりした和音が潜んでいいるところもあって、止めて鳴らしてみると美しい!G.P.の後のAmenが明るくppで響いたら、きっと救われたような気分になるだろうと思う。
まさかこんな大人数でアカペラの曲が歌えるとは思っていなかった。難しいけれど時間はたっぷりあって、しかもマエストロは“あきらめませんよ~”と宣言。この混沌とした状態をむしろ楽しんでいるかのようにも見える。(気のせい?)今のこのカオスから抜け出していくプロセスを、マエストロの指導で経験できるというのは、じつはまたとない幸運なのかもしれない。とはいえ、あまり長いこと辛抱するのも体に良くないので、少しずつ耳が開く感覚を身に着けて、きれいな音を鳴らせるようになりたいものだ。
ヴェルディの後にハイドンを歌うと、体から毒素が抜けていくような感覚があって、ほっとする。でもずれてしまうとこれまた気持ちがよくない。やっぱり指揮を見るとか、こちらもまだまだやることがたくさん。二刀流は続く。
コメント