2025年3月1日(土)ハイドン 四季 合唱部全曲 シリウス
コーラルフェストはとてもよかったと思う。2番は春の喜びに溢れていたし、12小節の溜めもうまくいった。終曲のフーガも歯切れ良く快活に歌えた。先生のじゃんけんぽんはいい声だったし、団長の強運はさすがだった。
けれども、決して満足はしていない。もっと精密に歌ったらもっと良くなるはずだ。四季の練習は一貫して正確なリズムや音の粒立てを重視する、古典派らしい簡潔明瞭で端正な歌い方を目指していると思う。今日も、まさに細部の正確さを求め、(細部じゃない所の正確さも勿論求め)重要な音を際立たせる、明晰な演奏を目指す練習だった。かたく、とかはっきりという言葉を多用し、きびきびとした歌い方を求められた。
初めてのシリウスはとても良い響きで音が客席に広がって柔らかくまとまり、気持ち良く歌えた。でもそれに甘えてはいけなかった。1パート内の音を整えると一段と良くなり、15bや、16bの後半で6拍目を整えるとまた一段と良くなった。1つ整うと1段階良くなるのだ。もっともっと欲を出して少しでも良い演奏を目指したい。
古典派らしい曲の輪郭や骨格がはっきりわかる、けれんみのない演奏の魅力を楽しみたい。あとたった2週間だ。3DM
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