仏の顔は何度まで?

2025年4月26日(土)ベートーヴェン ミサ・ソレムニス 戸塚フォーラム

今回はミサ・ソレムニスより、グロリアの2回目の練習だった。

グロリアは高音が半端なく続き、なかなかキツイ。そして曲想が突然変わるのにもびっくりする。特に休符もなく、こうも突然に雰囲気を変えたい心境は、常人には理解が難しいところである。これはベートーヴェンが天才である証なのだろうか?

今回の練習、疲労しつつもみんなそれぞれ頑張っていたことは疑いの余地がないが、録音を聴いて振り返るとけっこう大変な状態になっていた。まだ歌になりきらない必死の叫びがあちらこちらから聞こえる。音程も届いていないし、ロングトーンのカウントを間違える事故は多発するし、客観的にはかなりレベルが低いと言われてしまうかも。それにも関わらず、先生は非常に優しかった。

いつも通り歌詞のリズム読みから始まり、難しいところはテンポを落としてゆっくり。そしてソプラノの高音のロングトーンは、喉に悪いからということで何カ所か飛ばしてくれた。聴くに堪えなかったという説もあるが、そこは深く考えないことにしようではないか。

「仏の顔も三度」と言うが、先生のこの優しいモードはあと何回続いてくれるだろうか。三回ではとても足りそうにない。ミサ・ソレムニス全曲の譜読みができてなんとなく形になるまで、少なくともあと十数回はかかる。ぜひとも長めに、この「仏」のモードを維持していただきたいところ。…あ、そもそもキリスト教の曲だから、仏は出てこないんだった~どうしましょう。

先生は仏モードでも、天国のベートーヴェンは近いうちに髪を振り乱してキレてしまうだろうから、明日からのゴールデンウィークは予習も復習も頑張ろう。(TWO)

コメント