2025年6月21日(土) ベートーヴェン ミサ・ソレムニス キリエ・グローリア 戸塚フォーラム
キリエはどこまでも美しく穏やかだ。前奏を聴いていると心が洗われるような気がする。まさかあのグローリアやクレドが待ち構えているとは想像もできない。私はChristeのモチーフが好きだ。2分音符二つの単純なモチーフ。キリストに心から呼びかけている感じがする。母音を長めに、と言う指示があった。長めに歌うと呼びかけがさらに心のこもったものになり、敬虔な気持ちになる。
最後の方の2パートのユニゾンを念入りに練習した。ピントが合うように、音が一つになっていくのがわかった。先生はこの辺で倍音が聴こえる、と指差されたが、私にはよく聴こえなくて残念だった。もっと耳を鍛えたい、と最近よく思う。
いよいよグローリア。覚悟を決めて歌い出したが、今日はグローリアを落ち着いて歌うポイントを教えてもらった。まず、1小節1拍取りでゆったり聴かせる、と言うこと。なるほど!1拍取りだと速く歌わなくちゃ、と思ってしまうが、確かに指揮はゆっくり動くわけだ。せわしなく動くより落ち着いて見えるだろう。それに合わせてゆったり構えて歌えばいいのだ。(書くのは簡単!)それから、360小節からは、in gloriaの主題を目立たせるためにamenは軽く歌う。すると、なぜかアーメンの跳躍も落ち着いてうまくでき、各パートのin gloriaがはっきり聴こえてきた。いずれにしても、落ち着くためには練習あるのみ!3DM
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