2025年8月9日(土)神奈川公会堂 ミサ・ソレ
8月9日、今日は80回目の長崎平和記念式典。広島の式典とはまたちょっと空気が違う。
小学生が「クスノキ」という曲を歌っていた。一人ひとり、自由な思い思いの歌い方で。発声だとか 上手に歌おうなんて思ってもないだろう。でもひたむきな表情から一途な思いが伝わってきた。
声を一つに合わせることで心が一つになり、聞く人にメッセージを伝えることが出来る。彼らの純粋な 姿に合唱することの意義を改めておしえられた気がした。
前置きが長くなってしまったが、さて湘フィルの今日の練習はCredoの続きから。
Credoとは「信仰宣言」なわけで、とにかく言葉数が多い。繰り返しの多いKyrieとは違って次々と新しい 単語が登場する。ミサの中で信者が毎回唱える定例文をドラマチックによりダイナミックに表現しようと するものだからアクロバティックな旋律となじみのない言葉にこちらは振り回されっぱなしになる。 「主はわれら人類を救うために天より下り」というくだりの「降りる」という意味のdescenditという語が オクターブで急降下していて、思わずスーパンマンかいってつっこみを入れたくなった。
休憩の時間に前回はいつミサソレを歌った?という話題になり、「2000年?」「え~っ!25年前ですか⁉」 「いや、10年前では?…」
調べてみたら両方とも正しく、2000年5月に1回目、2016年9月に2回目、今回が3回目となる。いやぁ25年前、 四半世紀前ということか。若かったよなぁ。高い声ももう少しは出ていたのだろうか。(ため息) Terra.
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