練習日誌妄想シリーズ企画、第3回は天国篇です。
クレドでは、ロクに休符もなく、高速メリスマと高音の連続で体力を使い果たした湘フィルメンバーたち。クレドをどうにか乗り越えると、次の曲はサンクトゥス。サンクトゥスで出会ったのは、剣の達人から神様に姿を変えたベートーヴェンだった。メンバーはベートーヴェンと一緒に天国の雲の上に寝転んで空を漂った。神様ベートーヴェンが、「これまで頑張ったご褒美だ、おつかれさま」とねぎらってくれているようだ。
サンクトゥスはソリストの歌唱部分が長いから、合唱はなんと100小節以上休める。速度もゆっくりのAdagioとかAndanteとか、もう素敵だ。わずか1時間くらいの練習で音取りが終われるという曲の短さも、まさに天国そのもの。…でも残念ながらこの天国の雲にはところどころ切れ間があって、落とし穴になっているようだ。というのもソロ譜と合唱部分が混在していて、うっかりすると出番を逃してしまいそう。ということでずっと天国の雲の上にいられるように楽譜にマーカーしていたら、ひっそりとPrestoの表記が!思わずドキリとして二度見したら、あぁよかった、ソリスト部分だった。(Three)
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