明日本番

10月19日(木)10月20日(金) バッハ マタイ受難曲 オケ合わせ 神奈川公会堂

 19日はリピエノ、エヴァンゲリスト、ソリストと絡む部分を主に練習した。20日は全曲通して練習した。打楽器のない、左右に分かれた配置のオーケストラ。その並びからもうマタイの世界だ。合唱が1だとオケも1。合唱が2だとオケも2。27aはオケは1で合唱は2、30番はソロの時はオケは1、合唱の時はどちらも2。その計算され尽くした演奏形態に感動する。
 先生は、エヴァンゲリストが歌うときはほとんど振らず、ソリストが歌う時も信頼して泰然と座っている。けれども、一年間育て上げたがやはり心配でたまらない合唱になると、立ち上がり、指揮棒を持たない両腕と十指を雄弁に動かし、細かく指示を出す。楽譜を確認して指揮を見れば大丈夫。整然とした様式美、形式美の中で、緊張しつつも冷静に、安心してライブ感を楽しみたい。
 アーティキュレーションのコントロール。細かい作業を確実にしてやってきたことが無駄にならないように。オケとかみ合うように子音を早く。力んで大きい声を出すのではなく、合わせたら大きくなる。注意事項を思い出しながら、静かに本番に向けて気持ちを高めていこう。3DM

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