「四季」開始

10月28日(土)ハイドン 四季 2番 神奈川公会堂

 十日ほど前この場所でオケ合わせをしていたのが夢のようだ。練習に先立ちマタイの演奏会について先生が感想を話してくださった。とても長い話で、マタイへの、我々合唱団への思いがこもっていてうれしかった。他の3人の先生方のコメントもマタイロスという言葉が何度も出てきて、ああ、先生方も同じなんだ、と思った。団員同士でもマタイロスで盛り上がった。
 そして、ハイドンに取り掛かる。バッハが対位法を極めてしまったので縦に合わせる方法に移行したとの解説に、なるほど面白い、と聞いていたら、だから言葉がはっきりしないとうまくいかない、と子音の話に帰結!ううう、また子音か、と子音コンプレックスの私には耳が痛い!聞いている人がドイツ語の持っているリズム感がわかるように、とのことで、今日の練習は子音の割り振りを徹底する。最初、子音が入れやすい、と喜んでいたが、そのうち入れそびれたり間違ったりしはじめ、やはりそう甘くはないと痛感。コラールの歌詞のように時間をかけて口に馴染ませなければいけないのだと思った。でもまあ、あと1年5ヶ月もあるし、とまだまだ強気の私です。
 2番は春の訪れを喜ぶ朗らかで美しい曲だった。出だしのkommはマタイのkommtと何とニュアンスが違うことか。今回の演奏会ですっかり自信をつけた私たちは意気揚々と歌い始めたが、もちろんすぐにぐちゃぐちゃになった。でも、必ずマタイよりうまくなりますよ!3DM

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