テンポに注意!

7月28日(日)ハイドン四季 12・18・19番 磯子公会堂

練習ではテンポについて注意されることがよくある。テンポが理想とズレているときは、先生はその部分を指摘されるだけでなく、なぜそうなるか歌い手の心理までわりとお見通しである。今回の練習でも、ちょっと怖いくらいに「どうして私の気持ち、分かっちゃうんですか…?」となった瞬間がたくさんあった。たとえば歌詞を一生懸命発音しようと頑張って練習し、すらすらできるようになると自然と歌うテンポがアップ。ちょっと音楽的に歌おうとか変な魔が差すと、音楽の様式も他のパートも無視して急に減速してしまう、などなど。

そんなスーパー読心術を持つ先生。大方の予想より練習の進みが早く、練習の後半ともなると団員たちはモゴモゴ、あまり自信を持って歌えていない空気が漂っていることくらい、きっとお見通しに違いない。今回の先生の名言「どうせみんな歌ってる時間の半分くらい、どんな曲だったっけ、って楽譜をめくってるんだから、3周でも4周でもどんどん復習するほうがいいんだ!」みんな笑いながらも心にぐさっと刺さったはず。

そんなこんなで、次の練習で早くも夏の曲たちの復習は終わりを迎えそうである。先生に復習のテンポを注意してくれる人って、誰かいないかなぁ…。まだまだ「夏」の消化不良を抱える団員たちの想いを置きざりに、練習は続く。(TWO)

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