弱点対策集中ゼミ…的な

2025年7月12日(土)神奈川公会堂 ベートーヴェン〈ミサ・ソレムニス〉

新年度とほぼ同じタイミングで練習が始まった〈ミサ・ソレムニス〉、先月末時点で第2曲Gloriaまでひと通り音取りができ(たことに一応なり)ました。そこで今日は後半のフーガから振り返り、怪しい箇所の徹底攻略からスタートです。

フーガおなじみの「八分音符の大行進」を見ると反射的に妙なスイッチが入り、全員が自分のパートの音符ばかり血眼で追いかけてしまいがちですが、先生はテーマを担当するパートを改めて順々に確認し、それ以外のパートは「リラックスして」「道を開けて」と、余裕を持って歌う工夫を示してくださいます。

ただ一方「裏拍になった途端にテンポ感がなくなる」「弱い音で休もうとしない」「Deoの語尾で響きがなくなる」「Quoniamは くおーにゃむ ではない」「ロングトーンを漫然と延ばさない」など、改善を要するポイントが山積みなのも事実。肩の力は抜いても気は抜かない、その匙加減のなんと難しいことか。けれども、先生のご指摘のおかげで問題点がひとつひとつ明らかになり、フーガ全体に漠然と抱いていた恐怖心が少しずつほぐれて希望が見えてきた気がしました。のに…

いざGloria始めから一曲通して歌ってみると、疲れのせいもあってか終盤(今日せっかく丁寧にさらったところ)で喉が固まってしまい、声が、出ない!あんなにがんばったのに!くやしい!先生も「ソプラノふらふらだな」と嘆息なさる情けない有様でした。その後第1曲Kyrieも思い出すために通してみましたが、結果は推して知るべし(泣)

転倒者続出(主にソプラノ)でヘロヘロにはなったものの、KyrieとGloriaをともかく走り抜いた今日は「1学期のまとめ」のような充実感がありました。今日もらった各自の宿題は放置せず(これ大事)少しずつ復習に励みませう。次回はいよいよ第3曲Credoに進むとのこと、Keep goingです! listopad