2025年12月6日(土)磯子公会堂 ベートーヴェン ミサ・ソレムニス Agnus Dei Kyrie Gloria
Agnus Dei を歌うと、ベートーヴェンの心の安寧ってどういうものだったのかなといつも考える。穏やかで美しい旋律があったかと思うと、飛び幅の大きなdona nobis pacem があったり、追い立てられるようなテンポでAgnusu Deiに突入したり。スフォルツァンドがあちこちに打ち込まれていているかと思うと、そうではないところも書き分けられていて油断も隙もない。パートのかみ合わせも難しくて、よくこんな事を思いつくと感心したりもする。全部をクリアする快感が無上の喜びなのだろうか。苦しみも悲しみも乗り越えて…
Kyrieに戻ると、ここはだいぶ歌い慣れてきた感じがする。相変わらず容赦のない音の跳躍が連続。楽器じゃないんだから6度とか8度とか、そう簡単に飛べないのよね。残り時間わずかながら、なんとGloriaにも突入。ここはスリリングな展開の連続。何拍伸ばすのか楽譜を追っているうちに、トリックのような休符にはまり、もう集中力切れそうな中、各パート混沌の渦のまま終了。疲れたー。でも実は私はこのスリル満点な展開がお気に入り。スポーツのような壮快感がありません?結構筋力必要だし、運動神経よくスピード感のあるリズムをこなして走り抜ける。パートの掛け合いは絶妙なパス回しだったり、息の合ったクイックだったり。すごくワクワクして歌っています。もう少し息が合うと、もっと楽しいはず。できなかったことは反省して、次またがんばりましょう。今週はDiamond合同練習も翌日に控えていて、また明日~と元気にお別れしました。
Heavenly Blue


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