歌は人々の心を繋ぐ~神父様のお話に本当にうなずけるクリスマスコンサートだった。出演者120人、入場者320人、聖堂いっぱいの人々が歌うキャロル。茅ヶ崎教会のお客様は、そのまま湘フィルに入っていただきたいくらい歌がうまい。一年を振り返るとそんなに良いことばかりではなかったかもしれないが、こうして歌っていると、とりあえず無事に一年が過ぎてよかったという思いで心が溶けてくる。今年は20周年をむかえた湘フィルのクリコン、どれだけたくさんの人々に支えられてきたのだろう。歌い続けられる幸せを、毎年ここで感じる。
20年の蓄積で、ずいぶん歌にコントロールがきくようになったと思う。本番は歌ったもの勝ち、のような少々野蛮な演奏になりがちだった時期があったのだが、男声はとても紳士的だったし、女声もそれなりに磨きがかかり、全体にまとまりのある演奏になってきているように感じた。新しい団員も含め、限られた練習時間で質の高い演奏を目指すというクリコンのコンセプト、持ち歌レパートリー化が少しずつ定着しているようで嬉しかった。Pに落とす等デリケートな部分や、音程が下がり気味なのが課題だけれど、定演に向けてもいいステップになったのではないかという気がする。このメンバーで何かができるという、ワクワクした気持ちが湧いてくる。
惜しみない協力をしてくださった教会の方々、準備に携わってくださったみなさん、そして辛抱強くご指導くださった先生方、本当にありがとうございました。
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