今年のゴールデンウィークは合唱連盟のコーラスワークショップ一色の私でした。高校生のメサイアコンサートを聴かれた方、ナイジェル・ショート先生の講座を受講された方、その他の講座も受けられた方、湘フィルメンバーのたくさんのお顔を会場で拝見しました。どの会場に行ってもみなさん生き生きと楽しそうで、充実した時間を過ごされたのではないかと思います。特にメサイアコンサートは素晴らしかったですね。マエストロの心配はどこへやら、気持ちのいいくらいびっしり超満員の中、高校生たちは全曲暗譜で歌い切りました。この時流れていた時間は、高校生たちにとっても聴いていた私たちにとっても忘れられない宝物になったのではないかと思います。音楽を通して、歌うことを通して伝わってくるものの素晴らしさを改めて感じました。企画や準備に先頭になって携わってこられたマエストロのご苦労は計り知れませんが、大盛況で幕を閉じることができ本当によかったです。
というわけで先週は日誌を書く時間もなく一週間が過ぎてしまいました。私たちも歌い続けていられるしあわせを噛みしめて練習に励みましょう。今週はメンデルスゾーンの「Ave Maria」がスタートしました。メンデルスゾーン21歳の時の作品、8声部の美しい曲です。各パートどちらでも歌えるようにということなのですが、和声を感じながら歌うためにはやっぱり自分の行き先がはっきりわかっていることが必要なので、他のパートが歌っているのをずうっと聞いていたりするとちょっとよれよれしてしまいそうです。(言い訳です・・・)メサイアの講座でナイジェル・ショート先生が「歌うのは6割、聴くのが4割」とおっしゃっていましたが、こういう曲は本当に聞き合うだけで変わってくることがたくさんあるのではないかと思うので、楽しみです。私たちも大人のいい音楽を創り上げたいですね。
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