ゆっくりなうちに

 Elias第5番の練習が始まった。
 暗い内容の激しい曲だけれど、後半、Graveで歌われる神の言葉は、とても感動的で、歌い甲斐があり、Eliasのなかでの好きな曲の一つではある。


 ただし、前半の、速い部分(Allegro vivace)のドイツ語は、非常にホネが折れる。この速度でキチンとしゃべれるか?、が重要なポイントである(いざやってみると、なかなかキチンとはしゃべれないのが現実)。
 マエストロ、その辺はお見通しなので、練習(ご指導)は、フレーズを区切って、ゆっくりリズム読みをし、そして音をつけて歌ってみる、という方法で進められ、ともかく第5番の最後まで音取り終了した。
 そして仰ったのが
「ゆっくりな(テンポで歌っている)うちに、キチンとしゃべれるようにしておきなさい。」
というお言葉。
 ともかく、何と言っているのか、何をしゃべっているのかが判らないと、(聴き手には)何も伝わらないから、これはホント深刻な問題で、(今期に限らず)大きな課題である。そして今期はもう一つ、「子音を聴かせる、子音を言うタイミングを全員が揃える。」という、簡単そうにみえて、なかなか出来ない、難しい課題も抱えている。
 どうするのか?…今思っているのは、ひたすらリズム読みを繰り返す事、そして覚えて(暗譜して)しまうしかないなぁという事…条件反射的にしゃべれるようになれば、かなり速いテンポにも対応できるはず…である。
 結局、最後は自分自身の問題になるのだけれど、地道にやるっきゃ無いですね。


 みんな、倦まずに、諦めずに、取り組みましょう!

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