12月12日 ブラームス ドイツレクイェム 7番・ラインベルガー スタバートマーテル 1番 (エリア32番・グランド・聖なる都・メサイヤよりハレルヤ) 港南公会堂
今日はいつも発声をやってくださるボイストレーナーの先生が、そのまま合唱練習も担当してくださった。スピード感のある指導で気持ちよかった。1つ1つの音やリズムを正確に(清潔に!)歌う練習に徹していて、すごく勉強になった。
7番を最後まで練習し、ラインベルガーの1番の音とりも終わる。設計図を描いて歌う、音程の予測をする。いつも発声で言われていることは、当然ながらそのまま合唱にも応用できるのだ。頭ではわかっていたことが、今日身をもって実感できた。音の下がっている所をきちんと指摘してくださり、声の出し方の良い例と悪い例を歌って示す。声を出したらとどまっていないでどんどん動かす、そして物理的にもっと口を開ける、声を当てるのは鼻の上、眉のあたり、と極めて具体的。歌うということは身体能力なのだとつくづく思った。
今日の一押しは7番のアルト。すべてのメロディが美しいと思うが、特にあの、いつしか1番の旋律となり聞こえてくるパートソロは切々と心に染みる。ブラームスといえば立派なひげを思い浮かべるが、ドイツレクイェム作曲当時の30歳前後はひげがなく超イケメン!きっとそのイケメンブラームスは、アルトの美しい女性に恋をしたのだ。そしてその恋は切ない恋だったのだろう。……などと妄想が止まらなくなりそうなので、やめておく。3DM
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