7月17日(日)ヴェルディ レクイェム2・4・5・7番 港南公会堂
2番はラクリモーザから。アクセントがあると急ぎがちなので,重いものを引きずるように、指揮より前に行かないように,との聞き慣れた注意。「ついてきてほしくない」パターンだね。4番は先週に引き続き,1度目は遅れてしまう。ついてきてほしいパターンだろうが,ついてこない人が多かった。パートごと,1コーラス・2コーラスごとに練習しているうちに合ってくる。先生がおっしゃるように,300人で鮮やかに、インテンポで一糸乱れず歌えたらどんなにすばらしく気持ちいいだろう。でもきっとできる気がする。
今日は様々なタイミングの取り方の違いの話が面白かった。ラクリモーザでは着地のタイミングとソロへの受け渡し。4番はとにかくインテンポで拍通りに。そして5番ではソプラノは余裕を持って遅れて出るくらいがちょうど良く聞こえる,など。もうひとつ面白く気に入ったのが,4番の2コーラスに出てくるHosannaに対する「もっと遊ばないと」という表現。クオリティを上げて,余裕を持って,楽譜から解放されて,もっともっと遊び心を持って歌いたいものだ。
最後,7番は合唱の出だしのリズムのない部分を練習した。1度の和音で同じ音を繰り返すだけのメロディが本当に美しい。お経のように平板だが,アクセントやアウフタクト気味の音などのそこはかとない揺れが入る。振るたびに変化する,指揮の手の動きに魅了されて気持ちよく歌っていたら,時間となった。3DM
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