Diamondの輝き

皆さまお疲れさまでした!素晴らしい演奏会になりましたね。Te Deum 冒頭の男声合唱の響きでホールが厳かな空気に包まれ、そこからもう心が震えて泣きそうになりました。歌い進むにつれ、人の声っていいなぁ、ハーモニーが合わさるっていいなぁ、オーケストラと一緒に歌えるってなんて幸せなんだろうと、体の中が熱いもので満たされていくのを感じていました。
合唱席最上部からのぞき込む舞台は、音がキラキラと湧き上がってくる噴火口のようで本当に美しい。Dies iraeの圧倒的な大音量やトランペット、バンダの掛け合いなど、もうカッコよくてしびれました。体が振動するような大太鼓からヴァイオリンの極々細くて高いピアニシモまで、ヴェルディの多彩な音色、こんなふうに体験できて幸せです。
ソリストの皆さんも素晴らしく贅沢な布陣。オペラのような豊かな表現力にこれまた圧倒されました。中島さんの知的な響き、憧れます。
合唱はとても集中していて、強弱も緩急も一体感があって、マエストロの棒のもと、300人が何か一つの生き物のように一緒に呼吸をしている感覚でした。今この時しか味わえない感覚、得難い経験だったと思います。紆余曲折あり、3年間鍛えられた練習の賜物ですね。P席と両翼で歌い交わす軽やかなSanctus、楽しかったです。
そして演奏だけでなく、ここにたどりつくまでの道のりも、皆さんの知恵と力、経験値と想像力、熱意と献身の結集で、本当に素晴らしかったです。300人の動線をつなぐツアーの栞ができたときは感動でした。お揃いの名札(入館証)も思い出になりますね。ご協力くださった皆様、本当にありがとうございました。寝不足の疲れやいろいろな悩みや心配事も全部吹き飛ぶ素晴らしい演奏会でした。もうあの合同練習がないのが寂しいです。またご一緒できる機会がやってきますように。

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