ドイツ語の壁

この男を連れて行け!だの石を投げて殺せ!!だの、物騒なお話になってきました。オラトリオですからいろいろな場面でいろいろなせりふをそれらしく言わなくてはなりません。ドイツ語は発音しない文字はひとつもなく、リエゾンもしないということですから、全部発音するには相当大変で、しかも早口となるとかなりの覚悟が必要です。実際歌ってみると、やっているつもりなのにさっぱり聞こえてなくて、語尾の子音なんて録音聞くとないに等しい。ドイツ人が聞いたらバカやろー!とすごんでいるつもりが、はかやろぅって聞こえてるかもしれないし、ぽてっと石投げてあらいやん痛いわ、なんてな世界になってるかもしれないと・・・ あ~それはいけませんねぇ。発音は今回かなり重要な要素です。マエストロは初回はリズム読みから入ってかなり丁寧に発音のチェックもしてくださっていますが、終ってみるとかなりのペースで練習は進んでいます。だはは・・っと笑っていても、一度押さえた要所は忘れず、後戻りなく前へ進んでいけるようになりたいですね。

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