音楽を前に運ぶ

今週もパウロの26番と谷鹿。きれいな曲だけれど、8分の6は相変わらず乗り損ねてますね。パート別に修正を試みるのですがはかばかしくなく、ベースの順番が来たところで、マエストロは身を乗り出してきて前列の空席に座り、一緒に歌って6/8の加速やゆれを体で表現。肩を組み、体を揺らしての大サービスです。そのほかの場面でも、いろいろなパートを朗々と歌っているマエストロでした。ここはこんなにいい音がする。ここはこうして歌うと気持ちがいい。ちょっと高いところからああしてこうしてと指示するのではなく、歌いたくてたまらない気持ちが溢れてくるようで、なにかこう温かくなるような練習だった。実際10月だというのに汗をかくほど暑かったですけどね。

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