「口開け幽霊」ってご存知でしたか?座敷童や砂かけ婆なんかと並んで妖怪事典に載っていそうな名前ですが、優れた指導者のいる合唱団でおとなしく従順な(覇気のない・・)団員がそろっているところによく住んでいるらしく、今月号通信の団長の談話によると、その昔湘フィルにもちらっと出没したことがあるとか。なんでも、指導者はじめみんなの生気を吸い取っていって、練習をどんどんつまらなくしていくそうですよ。こわいですね~。
そんなふうにならないように、今週はソプラノ、アルト、男声の3か所に分かれて効率的に自主練習を実施、さくさく譜読みを進めました。リズム通りに言葉が言えれば、そんなに音は難しくないのですよね。実際歌ってみると思ったところに届かなかったりとか遅れてしまったりとか、いろいろあるのですが、やっただけのことはやっぱりありますよね。ぐしゃっとした音やよれよれした声はぐっと少なくなります。(そんなんじゃだめ?)
広めの会場では立って歌いましょうというリーダーの呼びかけに応え、勇ましくも全員起立で歌ったのですが、しばらくすると服部先生から、ま、みなさん座ってとイスをすすめられてしまいました。立っている気配を感じないのですって。背中丸くてうつむいてて、声が前に飛んでこないって、きゃ~どうしましょう、口開け幽霊がまた来ちゃうかも!しゃっきり立てるように、腹筋背筋鍛えましょう。楽譜に顔を埋めなくてもすむようにどんどん覚えましょう~
震災の時に購入した電子ピアノ、活躍してます。楽器のない会議室でも自主練習ができてよかったです。本体と台などを組み立てて使うのですが、この組み立てセットがすごいんですよ~。電源コードや延長コード、外したねじやドライバーなど、使うものすべてがきちんとおさまる木箱がなんと団長の手作り作品!ふたの裏には収まるものの一覧表も貼ってあります。本体には鍵盤が傷まないようにと駒を挟んでふたができるようになっていて、このふたが蝶番で二つ折りになっています。ペダルが滑らないように固定する器具もねじ止めのオリジナルキットができていて、これもすべて木箱に入っています。工夫と気配りがいっぱいつまっていて、感動しました、ホントに!電子ピアノ本体と一緒に売り出したら絶対売れると思うなぁ~ 機会があったらぜひ見てくださいね!
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