Gap!!(衝撃の練習)

3月24日

マエストロと服部先生は、グロリア少年合唱団のヨーロッパ(スペイン方面?)演奏旅行で渡欧されており(グロリアの子供達が羨まし~い!)ご不在。 今日は斎藤先生のご指導での練習だった。

いつもはヴォイ・トレでビシバシ鍛えてくださるが、練習では、その曲/フレーズの歌い方、発声(どのような歌い方をしなければならないか?、どのような声を、どのように出さねばならないか?)といった点にもポイントを置いたご指導をしてくださり、とても勉強になり、得るところが多く(ホント、何度「目から鱗!」の経験をさせていただいたことか!)、楽しみな練習である。

今日の練習も、また厳しくご指導いただいたが、私(達?)にとっては、非常に衝撃的な練習であった…自分がいかにキチンと歌えてないか、なんとアバウトに歌っていることか、見せつけられた/思い知らされた練習であった。

我がテノールの場合は、のっけのパート・ソロの出だしから、音程が見えない/違う、(力んで歌おうとするので)フレーズの入りの音程を掘ったり、ブレたり、リズムが違う、テンポが揺れる(イン・テンポがキープできない)等々、問題点多々有り。他パートも其々、問題点を顕わにした。

しかし私が最も衝撃を受けたのは、そういった問題点もさることながら、自分(達?)が感じている音、声、歌い方等のイメージと、実際に出ているそれらとの間にギャップがあるということ(自分では正しい音、良い声をだしている、正しく歌っている、と思っているのに、実際に他人に聞こえているものはそうでは無い)、また自分自身の実感として、そのギャップが年齢とともに大きくなった、ということである。

これは、ちょっとシリアスな問題かも知れない…どうやってそのギャップを埋めていくか…?

今、感じているのは、フィードバックのループをキチンと整備することか?ということである。すなわち、自分の感じているものと、実際に外に出ているものとの相関関係・関連を自分のなかに再構成すること…自分がこんな風に感じている時には、外にはこんな風に聞こえているのだ、ということを知ること…である。

斎藤先生が時々仰る「自分の声を見張りましょう」というのも、実はこのことなのかも知れない。

これから少グループ練習等が始まるが、人数が減れば減るほど、自分の声は聞こえてくるはず。何かそういったこと(フィードバック・ループの整備)も意識しながら、取り組んでいきたいと思う。そのためには先日マエストロが仰った「知的(痴では無い!)」になることが必要であろう。

皆さん、少し冷静に歌うことを心がけましょう。

 

 

 

 

 

 

 

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