シューベルトのCumSancto、やっぱり大変ですね~。笑ってる場合ではないのですが、マエストロの解説で、作曲家自身がむずかしいフーガを書き始めたものの、どうにもならなくなってきて揺れ動いてる心模様みたいなものが伝わってきて、このちょっと意味不明なむずかしさがやわらぐというか・・・バッハの緻密に構成されたフーガとはだいぶ違いますよね。シューベルトのせいにして若干肩の荷が軽くなったような気がしました。マエストロの練習は、この長いフーガを調性その他の要素(歌いごこち聞きごこちと重なる)でグループ分けし、わりと歌いやすいフレーズはそのまま、半音階などが複雑な部分を更にていねいに分析するなどして、かなり工夫されたわかりやすいものでした。急な階段を区切っては踊り場をつくっていく、ほっとして歌える部分を増やしていく方式。そうやって他のパートと合わせると向かっていく先の音が少しわかりやすくなったり、希望が湧いてきました。そんなこんなで苦労して通してみると、さっきできたのにあちゃ~階段踏み外したり、なんてことはありますが、繰り返し練習すれば大丈夫そう。練習はうそをつかないと思います。うまくいったらきっと楽しい。達成感もあるしね。前向きに行きましょう!
コメント