ひとりに合わせる

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 今日は服部先生のご指導で、シューベルト・ミサ曲変イ長調の復習、Kyrie からスタート。

 

  Kyrieはそこそこ歌えていたが、次のGloriaでいささか問題露見! 幾度か歌っているにもかかわらず、暫く空いてしまうと、いろいろ忘れてしまう悪癖(湘フィル病症候群?)が出て、あちこちで綻びが見える…以前は出来ていたものが今日は出来ない!

 

 なかでも長大なCum Sancto Spiritu…のフーガが、テンポ、タイミング等合わずにグチャグチャ! 堪らず、先生は指揮棒で譜面台を叩いて基本のテンポ・リズムを出してくださり、皆はその音を聞きながら歌って合わせている始末…ひととおり歌ってから、穏やかなご口調ながら、キツ~イコメントをいただいた。

「誰も顔挙げて棒見てないよね。叩いている音で合わせている…そうじゃなくて、ひとりに、前で棒振ってるひとりに合わせれば、合っていけるじゃない。だから、早く覚えて、顔挙げて歌えるようになりましょ、あるいは、楽譜も棒も両方見えるような楽譜の持ち方(構え方)を工夫するとか…。
楽譜持つと、楽譜に引き寄せられるので、顔を挙げるのは
難しいよ。それを意識して、覚えようとしないと、後12回なんて、あっという間に過ぎてしまうから…。頑張ろうね!」

もう、グウの音も出ないコメントである。おっしゃる通り!

 

 ここ数年「楽譜は持つが、暗譜して、顔を挙げて歌う」ことを湘フィルの歌唱スタイルの目標として標榜してきた。それが本当に実践される(されてきた?)のかが、問われることになる。

 

  私は、最近は、学生時代とは異なり、何回も何回も、口に出し、歌わないと覚えられ(身体に刷り込め)ない。これからクリコンだの合宿だのと、行事が連続するが、忙しさに取り紛れずに、着実に身体に入れていきたいものである。  汝、精進すべし!

 

 

by  Sham

 

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